淡路

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搾りたての酒で乾杯する酒探偵団のメンバーら=千年一酒造
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搾りたての酒で乾杯する酒探偵団のメンバーら=千年一酒造

 阪神?淡路大震災の年に生まれ、復興の象徴として親しまれている純米酒「千夢酔」の初搾り体験会が12日、兵庫県淡路市久留麻の「千年一酒造」であった。島内外から訪れた約50人が、四半世紀を経て深みを増した搾りたての味に酔いしれた。

 千夢酔は、日本酒愛好家グループ「淡路酒探偵団」が淡路の米と水にこだわった酒造りを目指し、1995年初頭に出来上がるよう千年一に仕込みを依頼した。完成を目前に起こった震災で酒蔵は壊滅的な被害を受けたが、唯一残ったのが千夢酔のタンク。職人たちは「何とかこの酒だけは」と決意し、1カ月後に完成させた。その後も復興への思いを込め、毎年造り続ける。

 今年は、団員が田植えや稲刈りに取り組んだ酒米「五百万石」約800キロで醸造。体験会では杜氏の上野山善彦さんが「米のうまみがしっかりと残る良い酒に仕上がった」と話し、全員で乾杯した。

 同社の女将、武田須也子さんは「一度は酒造りをあきらめかけたが、この酒が勇気をくれた」と感慨深げ。同グループの岡田清隆代表は「多くの人の協力があって続けることができた。25年前、倒れかけた酒蔵で涙を流しながらこの酒を飲んだことを忘れることはない」と話した。

 千夢酔は一升瓶が3100円(税込み)で販売される。高田酒店TEL0799?84?0078

(内田世紀)

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